三沢厚彦 《Painting 2018-06》2018年 キャンバスに油彩 65x80cm
© Atsuhiko Misawa, Courtesy of Nishimura Gallery

二十年の節目、いざ ともにつくろう

2020年秋、府中市美術館の公開制作プログラムは開始から20年を迎えます。現代を生きる美術家たちが館内常設のスタジオで作品をつくり、来場者と交流することで、美術の多様な価値や、創作に邁進する美術家たちのすがたを紹介してきました。
記念の回には、日本を代表する彫刻家・三沢厚彦さんをお迎えします。木彫という伝統技術をベースに、時にユーモラスで、ゆるぎない存在感をもつ動物像を作り、近年は実に精力的に発表されています。

今回、ふだんは閉じられた場で行われる制作を開くこと(公開)の意味を、三沢さんは、さまざまなしかけによって問いかけます。三沢さんはスタジオをしつらえ、材料を用意して、ホストとなって豪華ゲストを迎え、ともに制作を行います。そこで生まれる対話や緊張や化学反応は、コロナ禍のただ中にいる創作者の、本音や無意識や希望を引き出すことでしょう。

Gallery公開制作ギャラリー

撮影:柳場大

三沢厚彦さんの公開制作のようすは、「三沢厚彦公開制作プロセス」ページでもご紹介しています。

Sessionセッション

三沢厚彦が尊敬し共感する、現代の美術家5名をゲストにむかえ、ともに作品をつくっていきます。
ホスト役の三沢厚彦が材料や画材をすべて準備し、ゲストは手ぶらで来館。徒手空拳の組みあいが、どのような結末にたどり着くかは、始まってからのお楽しみです。

制作時間:正午から午後5時(途中中断あり)

Talk対談

公開制作を終えたばかりの三沢さんとゲストにお話を伺います。公開制作の感想や、コロナ禍における制作や思いなどを、聞き出していきます。

三沢 厚彦 MISAWA Atsuhiko

1961年京都府生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科修士課程修了。
樟(くすのき)を素材とし着彩して動物を象った「アニマルズ」シリーズで評価を受ける。2001年第20回平櫛田中賞受賞。2007年から全国の美術館で『三沢厚彦 ANIMALS+』開催し大好評を博す。2018年に横須賀美術館、富山県美術館で個展開催。2019年第41回中原悌二郎賞受賞。

三沢厚彦 《Animal 2018-01》2018年 樟、油彩 234x127.5x203cm 撮影: 大沼ショージ
© Atsuhiko Misawa, Courtesy of Nishimura Gallery

ゲストのみなさん
制作時間:正午から午後5時

9/26(土)O JUN(画家)

1956年東京都生まれ。風景や人物を、大きな余白の中に置いて、どこか宙ぶらりんな場面を描き出す。府中市美術館では、2008年に公開制作「眼の、前に」、2013年に個展「O JUN -描く児」を開催。

10/4(日)衣川 明子(画家)

1986年ニューヨーク生まれ。人や動物が対峙した瞬間の互いの意識のありようを描く。2012年「絵画、それを愛と呼ぶことにしよう」(gallery αM)、2015年VOCA展出品。

10/17(土)伊藤 誠(彫刻家)

1958年愛知県生まれ。謎めいたルーツをもつ素材や形態の彫刻をつくる。1993年A.C.C.奨学金にて渡米、triangle artist workshop参加。2005年府中市美術館で公開制作「内側の皮膚」を行う。

10/25(日)小林 孝亘(画家)

1960年東京都生まれ。1996年VOCA展で奨励賞受賞。静謐な人物画、風景画で注目を集める。1996-97年文化庁芸術家在外研修員としてタイ、バンコク滞在。2014年「小林孝亘展 私たちを夢見る夢」(横須賀美術館)開催。

11/1(日)狩野 哲郎(美術作家)

1980年宮城県生まれ。既製品や植物、ときに動物を用いて、人と自然の境界にまたがる場を作る。世界のレジデンスに参加。2017年府中市美術館で公開制作を行う。2019年「アートみやぎ2019」(宮城県美術館)出品。

◎その他の公開制作

(三沢厚彦が、制作や展示作業を行います。)
正午から午後5時
9月19日(土曜日)、9月27日(日曜日)、
10月10日(土曜日)、11月7日(土曜日)